阪神・淡路大震災で被災した代替車両として登場したVVVFインバータ制御の車両です。
基本デザインは8000系を踏襲した形となりましたが、前面はブラックフェイスとなっており、5500系とは
ブラック部分の面積が異なります。
また、窓ガラスの支持が接着式に変更されました。
標識灯は阪神では5500系に引き続いて初めてLED表示を採用しています。
また、制御装置と台車、冷房装置に関しても、先に登場した5500系を踏襲した形となりました。
この車両は、早急に製造が必要となったのと、空いていた製造ラインの関係から5201形以降となる
ステンレス車体の登場となりました。
後に近鉄乗り入れ対応の工事を施した同車は、車体の帯が赤からオレンジに変更された他、
表示装置関係が幕式からLED表示に変更されました。
また、大阪方の前面は、1000系と平結出来るように幌枠が設置されたほか、自動解結装置も
取り付けられました。 |